院内報一面紹介(抜粋)



木暮正美


木暮医院  スタッフの広場


小池麻衣子
 10月から要介護認定の申請受付が始まりました。まだ、制度の見直しがされていますが、保険料のことなど様々な問題があるようです。とにかく、受付は始まったので、介護や支援の必要なお年寄りは、手続きをしてみてはいかがでしょうか。


 荒金好志子
 介護保険の申請受付が10月からスタートしました。この制度は40歳以上であれば誰でも介護保険のサービスを受ける権利がありますが、本人または家族が各市町村に申請しなければ、サービスを受けられるかどうか審査されません。介護を必要とされている方は、まず各市町村に問い合わせてみてください。


 多胡雅江
 来年四月開始予定の介護保険で、サービスを受けるために必要な介護認定の申請受付が10月から全国の市町村で始まりました。
 申請の必要があるのは、介護サービスを受けたい六五歳以上の高齢者。60歳未満40歳以上の人でも特定疾患で介護が必要ならば介護保険サービスが受けられます。申請するには、居住する市町村の窓口に主治医(かかりつけ医)の意見書を添えて申し込みます。
 元気な高齢者は申請する必要はありません。また、どのサービスをどのように組み合わせ、どう利用できるのか分からない点はたくさんあると思いますが、医師、ケアマネジャー(介護支援専門員)に相談してください。私たちも勉強し、皆様の力になりたいと頑張ります。


 南雲道子
 高齢者の要介護認定が、10月から始まり、実質的にスタートした。保険料の自己負担金についても今になって混乱を招く思いつき見直し提案がテレビやニュースで報道され、なかなか先が見えないようである。
 介護全般的には、大多数の人が以前より良くなるはずだが、しかし、今まで無料で行ってもらっていた人、低所得者には新しい認定で負担金が増えてしまうのが現状である。高齢化の進展に伴い、要介護者の急増、介護期間の長期化、その面倒を見る介護者の高齢化、特に高齢女性の肩にかかる深刻な実態がある。ゆえに、介護保険は低所得者や一人暮らしなど限定されてきたサービスをやめ、介護が必要な高齢者みんなにサービスを提供できるよう、市町村は基盤整備に励んでもらいたい。

健康を考えるなら、まずは食べ物から…。


 荒金好志子
 「飽食の時代」「グルメブーム」などといわれる現代の日本では、確かに豊かな食生活を楽しむことができます。しかし、一方で、栄養の摂り過ぎやバランスの偏りが起こりやすくなっています。
 ファーストフードやインスタント食品の普及は、脂肪の摂り過ぎになり、ビタミン、ミネラル、カルシウムなど、健康の基礎づくりには欠かせないものが不足しがちになっています。私たちの食生活は、物は豊富ですが栄養のバランスのとれた食事をとっていない、というのが現状なのです。
 中国には古くから「正しい食事をしていれば病気にならない。病気になったら食事を正せばよく、それでも治らなければ、薬を使えばよい」という考え方が伝わっています。
 いま、食べ物は豊富で、何をどのように食べたらよいか迷うほどです。このような時代だからこそ、よい食べ物を正しく食べたいものですね。健康を考えるなら、まずは今の自分の食生活を見直してみてください。

1999年 12月発行


(次号につづく)(前号を参照する)