木暮医院院内報 2000年初夏号

木暮医院スタッフの広場

4月からは介護保険が導入され、各自治体も準備不足、人手不足などで様々な問題が発生し対応に追われているようです。

 近くにいる義兄が、目が不自由で定年前に会社を辞めて家で療養していたのですが、年々視力が弱くなるにつれ家に閉じこもりがちになり、最近は散歩にも出なくなっていました。その義兄も、この介護保険により要介護4に認定され、デイケアやショートステイで、同じ障害をもった人達との交流や気分転換ができるので、積極的に利用しようと心がけているそうです。

 その話をしている姿は、今までの様子とは違い、老いながらも元気はつらつとしていました。今まで面倒を見ていた義姉も開放されたせいか、楽しそうに生活しているようです。
多胡雅江


この間、夜間運転中に、歩行者がとても危険な横断をしているところに出会いました。その人は、横断歩道のない所を、私と対向車線には車が来なっかたので渡り始め、私の走っていた車線は切れ間なく車が走っていたので渡りきれず、真中で立ち往生していました。

 その後、無事に横断はできましたが、いくら歩行者優先とはいえ、危ないと思いました。そんなに急いでいたのでしょうか。少し先には信号もあったのに。危ないと分かっていても、きっと誰か止まってくれる、なんて自分も同じことをするかもしれない。改めて、事故を起こさないように気をつけようと思った次第です。

小池麻衣子


勤めから車で帰る道すがら、一人の老人が犬を散歩させながら大きなゴミ袋を持って、道端に落ちている空き缶やゴミを拾っている姿に遭遇しました。

 最近では、暗い事件ばかりが多い中、とても素晴らしい光景を目にしました。「ご苦労様」と心の中でつぶやきながら、1日の仕事の疲れを癒されたような気持ちでした。

青木こずえ
 

骨折して知る「骨の大切さ」・・・・・。
日頃から、骨粗鬆症の予防を心掛けましょう!

我が家では生後8カ月になる愛犬「キキ」という名前のヨークシャテリアを飼っています。外に出ることを怖がるので、もちろん散歩もあまりしません。
時々、家の中を猛スピードで走り回ってストレスを発散している様子。

 ある日、捕まるはずのない「キキ君」を追いかけていて、リビングのカウンターに左足をぶつけてしまい、第5指を骨折してしまいました。オルソ固定してビッコを引きながら勤務していたので、多くの患者さんから心配やお見舞いの言葉をかけていただき、元気づけられました。

 そしてスタッフの人達からも気をつかっていただき、何とか1日も休まず勤務を続けることができ、感謝しております。ありがとうございました。私は看護する立場でありながら、自己管理が出来ていないと反省しました。

 ところで、骨といえば、女性にとって年齢と共に心配になってくる「骨粗鬆症
」という病気をご存知ですか。骨の重量のピークは30歳前後。
それから徐々に減少して更年期を過ぎて老年期に入ると極端に少なくなり、ちょっとしたことで骨折してしまうようになるのが骨粗鬆症です。

 原因は女性ホルモンの減少に伴う骨密度の低下ですが、努力によって防ぐことができます。ホルモン治療や運動、適度な日光浴、牛乳や小魚、カルシウムの多い食品を摂ることが予防になります。定期的に骨密度計測の検査を受け、自分の骨密度を知って骨粗鬆症の予防を心がけましょう。


南雲道子


 最近、私はある試験を受けるために栄養、食品、医学、調理などの勉強をしています。だいたいが、学生の時に一度勉強したことなのですが、あれから数年、驚いたことに、ほとんど覚えていないのです。

 全てが1からのスタートですが、学生の時は嫌々していた勉強でしたが、今ではあまり苦ではないのです。逆に分からなかったことが、分かるようになるということが楽しく、興味がもてるようになりました。社会人になり、いろいろな仕事に携わってきましたが、その経験も、今、生かされているような気がします。
人生、無駄なことは何もないんだなあとつくづく感じながら、日々、学業に励んでいるこのごろです。

荒金好志子



2000年 5月発行


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