院内報一面紹介(抜粋)



木暮正美



 前回に続いて「健康」の話を進める予定でしたが、今回9月から、保険制度の変更があり、皆さんに直接関係する事なので、今回取り上げさせてもらいます。 今回の変更は今までの診療にかかる費用はそのままで、患者さんの負担のみを増やそうという変更です。普通値上げしようという場合、その増加に伴って新たなサービスを受けられるとか、或いは何かそれまで以上のものを提供するといった事があってしかるべきだと思いますが、今回の場合患者さんのメリットは何もあません。国保、又は、社保が経営困難だからといって、それをすぐに患者さんの負担を増やす事に結びつけ
てしまう、今のやり方は、次に控えている変更案も含め賛成出来ません。
 しかしながら来る9月から、医療保険制度が変わります。私に言わせて戴けるなら、改悪としか言いようがありませんし皆さんから反対の署名も戴きましたが、国会は通ってしまいましたので、対応していかざるを得ません。
 現行の保険制度の「国民が皆平等に安心して医療を受ける事ができる」という原点を忘れる事無く、より良い、満足の得られる医療保険制度になって行くよう、我々も皆さんも関心を持って見守る必要がありそうです。とりあえず変更の主な点を、現時点で解っている範囲のみですが、お知らせしておきます。

現行
改正後
医療保険制度
本人  家族
本人   家族
薬剤負担
外来のみ
1日の投薬の種類に応じて負担

<内服>
1種類 0円
2〜3種類 30円
4〜5種類 60円
6種類以上 100円
健康保険
1割  3割
2割   3割
国民健康保険
3割  3割
3割   3割
老人保健
(原則70歳以上)
外来1ヶ月あたり
1.020円
外来1ヶ月あたり

500円

(月4回まで、最大2.000円)

1997年 9月発行


(次号につづく)(前号を参照する)